2021年8月10日火曜日

審査での中国文献の増加

 2022年度から特許料が上がるとのこと。その背景は、審査での中国文献が増加し、審査労力が増しているから・・・。実際に、国内の審査段階で引用される中国文献が増えていることは、特に5年ほど前から実感としてあります。世界公知の制度の中、中国の出願件数が増えていることからすれば当然のことと思います。しかし、日本の国内出願件数が30万件を割り込み(ピークは約43万件)、世界における知財分野での日本の存在感が薄くなりつつあり今、特許料増額の政策は、国の知財戦略としては逆行しているのではないかと思います。