2020年1月28日火曜日

年末年始の読書

年末年始に読んだ本。年末には数冊の本を購入して休暇に入るのが恒例なのですが、今回読んだ本の中で「すごい物理学講義」(カルロ・ロヴェッリ著)が特に面白かったです。現代物理学が古代ギリシャからの視点を交えて巧妙に論じられておりました。筆者はループ量子理論の物理学者ということのことです。改めて、時間や空間の概念を知り、大変興味深かったです。高校生の頃、一瞬でしたが天文学者になりたいと思っていたころの自分も思い出しました。宇宙がこのまま膨張を続けるのか否か、ダークマターなる物質が宇宙に存在するのかなどの論争は興味が尽きません。アインシュタインが自らの一般相対性理論によって導かれる「宇宙の膨張」が信じられず、宇宙定数を導入することにより恣意的に定常な宇宙モデルとした話も興味深く、その宇宙定数が宇宙膨張の理論に欠かせないものになったという話は有名なのですが、改めて、アインシュタインの偉大さに感銘しました。